こちらの記事で、
弾きやすいアコギを使っている人は、どんどん上手くなる
という主張について書きました。
今記事では、
『弾きやすいアコギってどんなもの?』
について解説します。
弾きやすいアコギに必要な条件は、
第一に『弦高が低い』
第二に『弦が細い』
の2点です。
(※注1; 小学生以下のお子様には、上記以外にも、前提として、身体にあったサイズのギターが必要です。)
(※注2; 指先が大きく、押さえる力の強い方は、上記条件よりも、ナット幅の広いギターの方が弾きやすいでしょう。)
他にも、ネックの形状も弾きやすさに関係ありますが、
上記2点の方が重視すべき大きな条件です。
また、ギター購入後でも変更可能な要素である為、
この2点に絞り話を進めます。
今記事では、
第一条件の『弦高が低い』について解説します。
以下もくじ。
1.『弦高ってなに?』
2.『弾きやすい弦高とは?』
3.『どうやって弦高を低くするの?』
1.『弦高』ってなに?
まず『弦高』とは、
フレットの頂点から、弦までの距離
を指します。
弦を押さえることにより、弦がフレットに付きます。
その時に弦を弾くことで、そのフレット位置の音が鳴る、それがギターの構造です。
弦を指先で押さえる時、
下記画像、左右のどちらが、より強い力が必要でしょうか?
一目瞭然、弦高が高い方(右側)がより強い力を必要とします。
指先で鉄の弦を押さえる場合、
弦高が低い方(左側)が圧倒的にラクです。
2.ラクに弾ける、弾きやすい弦高ってどのくらい?
それは、6弦の12フレットの位置で、
2.5mm
くらいが弾きやすい弦高です。
これが、
3.0mm
くらいだと少し弾き辛い弦高です。
これからアコギを弾けるようになろう、としている初心者の方で、
6弦12フレット位置で3.0mm以上ある場合は
調整して弦高を下げ、2.5mmに近付ける方が絶対良いです。
、、、と、簡単に言いましたが、
弦高は、
大半の家庭にある物差しやメジャーなどでは上手く測れません。
ホームセンターにある工具っぽいスケール↓や、
弦高を測定する便利グッズ↓
でないと上手く測れないんです。
、、、こうなってくると、
『弦高なんて、ど~でもい~や!!』
、となってくるんですけど、
ちょっとまって!
何度でも言いますが、
弾きやすい弦高に設定することは、ギター上達においてめちゃくちゃ重要です
3.じゃあ、どうやって弦高を調整するんや?
弦高調整するには、
①『楽器屋さんに持って行ってやってもらう(総合調整の相場は¥5,000~¥9,000くらい)』
②『出来る知人、友人にやってもらう』
③『スケールと六角レンチを購入して、自分で調整(購入費用¥1,000くらい)』
の3通りです。
気温や湿度によってネックの状態が変化し、
それにより弦高も高くなったりします。
なので、③の自分で調整する方法を身につける、のが最もおススメです。
そんなに難しくないので、また別の機会に解説します。
次回は、
弾きやすいアコギに必要な第二の条件、
『弦が細い』
について解説します。
つづく