メジャースケールってなに?(ギターの指板から見る音楽理論①)

メジャースケール』とは、ギター学習者であればよく耳にするスケール(音階)であるかと思います。

またこの名称を聞いたことがなくとも、テレビや街中、ネットで流れる音楽のほとんどがこのスケールを基に作られています。

『メジャースケール』とは具体的になにか?

ギターの指板からじっくり解明していきますので、一緒に理解を深めていきましょう。

1.メジャースケールとはなにか?

メジャースケールというのは簡単に言うと、

ドレミファソラシド』に『聞こえる

音階のことです。

1-1.『聞こえる』ってなに?

以下を聞いてみましょう。

 

 

ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド』に『聞こえ』ますよね? しかし実際鳴っているのは、

ラ・シ・ド#・レ・ミ・ファ#・ソ#・ラ

です。

なぜ『ドレミファソラシド』に聞こえるのでしょうか?

それは、

全音半音の組み合わせがドレミファソラシドと一緒

だからです。

1-2.『全音』と『半音』ってなに?

音と音の高さの差(2音間の距離)のことを、音程といいます。

ギターにおいては、フレットひとつ分の距離(音程)を半音といいます。

5弦3フレット『ド』の半音上は5弦4フレット『ド#』であり、2弦10フレット『ラ』の半音下は2弦9フレット『ラ♭』です。

上記のように、半音上の音には『#(シャープ)』を、半音下の音には『♭(フラット)』を音名に加えて表します。

また、半音ふたつ分の音程を全音といいます。

5弦3フレット『ド』の全音上は5弦5フレット『レ』であり、2弦10フレット『ラ』の全音下は2弦8フレット『ソ』です。

1-3.『全音と半音の組み合わせが一緒』ってなに?

『ドレミファソラシド』をギターの指板で見てみると、以下のようになります。5弦3フレットをド、5フレットをレ、、 と順番に弾いてみてください。

上記TABを見てみると、『ミとファ』の間、『シとド』の間は1フレット間隔なので半音、それ以外は2フレット間隔なので全音で並んでいることが分かります。

つまり、『ドレミファソラシド』は『全・全・半・全・全・全・半』の間隔で音が並んでいる、ということが分かります。

この全音半音の組み合わせを他の音からスタートさせるとどうなるでしょうか?

6弦3フレット『ソ』からスタートしてみます。

『ミ』の全音上は『ファ#』であるため、『ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ#・ソ』という並びになりました。

音だけ聞いてみると

 

このように『ドレミファソラシド』に聞こえます。

全・全・半・全・全・全・半』という『全音半音の組み合わせがドレミファソラシドと一緒』である為です。

1-4.ドレミファソラシドの正体

よって、

全・全・半・全・全・全・半』という音程の組み合わせは全て『ドレミファソラシド』と聞こえるのです。

この『全・全・半・全・全・全・半』の並びの音階のことを、

メジャースケール (Major Scale)

といいます。表記する際は、起点となる音名を頭に付けます。

わたしたちがよく耳にする『ドレミファソラシド』というのは、

ド(C音)を起点として『全・全・半・全・全・全・半』の間隔で並べられた音階、

Cメジャースケール(C Major Scale)

というのが正式な名称です。

 

2.メジャースケールの代表的な運指

『Cメジャースケール』と一口にいっても、そのポジションや運指はギターの指板上に多数存在します。

ここでは代表的な運指をひとつだけ紹介します。

最短でスケールのポジションや運指を覚えるコツとしては、

使う指を毎回同じにすること

フレットごとに担当の指を決めること

です。上の場合だと、

『2フレット人差し指、3フレット中指、4フレット薬指、5フレット小指』

と担当を決めておくことで、

最初の『ド』は5弦3フレットなので中指からスタートし、最後の3弦5フレット『ド』は小指でゴール

と運指も自動的に決定し、手のポジションが移動することもないので記憶がしやすいです。

3.まとめ

『メジャースケール』『全音』『半音』などは

今後音楽理論やギターの奏法を学ぶ上での入り口として、とても重要な知識となります。

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