私がギターを始めて、最初に挫折するまでの話。
ギターの弾き方が分からず、教則本を買いに行ったものの、
(今思えば明らかに)初心者向きではない、また弾き方ではなく音楽理論についての本を買ってしまった私。
その後、家の中を探すと本棚に古い楽譜集を見つけました。
いくつかのコードの押さえ方と、古いフォークソングの楽譜がのっているものです。
おそらく、チューニングもこの本で知ったのだと思います。
家にピアノがありましたから、弦一本ずつ、なんとなく耳で合わせたか、付属の音叉を使って合わせたか、父親だったか自分でやったか定かではありませんが、とにかくチューニングでは苦労した記憶はありません。
その本で、Emの押さえ方を知り、鳴らしてみます。
なんとなくそれっぽい、暗い和音が出たので、『おっ』とちょっと嬉しくなりました。
次にAmも押さえて鳴らしてみます。同様にそれっぽい音が出て安心。
ギターを弾いて歌ってる人は、この『コード』を弾いているんだなあとその時初めて知りました。
上手くいかないこともあったけど、コードをいくつか鳴らせて満足。
私のギター一日目はそんな風にして終わりました。