セーハなし!スピッツの空も飛べるはずを簡単にギターで弾き語りしよう

ギターで弾き語りしたい曲があってネットでコードを調べてみたけど、セーハコードが出てきてスムーズに弾けるようにならない、、、分数コードや複雑な押さえ方のコードがあって難しい、、、。

これらのコード進行はCD音源通りで多くの場合で正しいのですが、セーハコードが苦手な初心者が弾くにはなかなかハードルが高い曲も多いと思います。

実は、弾き語りする目的であれば、セーハや難しいコードを失くし簡単に演奏することが多くの曲で可能です。

詳しく言うと、

『1.装飾的なコードをいくつか省略』

『2.シンプルな響きのコードに変更』

『3.コードの押さえ方を簡単にする』

『4.押さえ方が簡単なコードを代用する』

などの方法を使えば、(CD音源のコード進行とは異なりますが)弾き語りのハードルはぐっと下げられるのです。

これらの方法を使ったアレンジは音楽理論の知識を根拠としているわけですが、そのあたりの理屈は抜きにして、今回はスピッツの空も飛べるはずのコード進行を簡単にアレンジしたものとその押さえ方について解説します。

0.演奏例はこちら

この記事はYouTube動画の解説記事です。

1.カポは何フレットにつける?

この曲は、カポを5フレットにつけ、以下に出てくるコード進行を弾くと原曲のキーになります。

男性の弾き語りで、原曲のキーが少し高いという場合は、1フレット~3フレットにつけると良いと思います。声が低めの人はカポなしでも良いと思います。

女性の弾き語りの場合は、YouTubeでカバーしている人を見ると、5フレット~8フレットのキーで歌っている方が多いようです。

2.使用するコード一覧

この曲で使用するコードは全部で9つです。

2-1.コードの押さえ方のコツ

Bm7はあまり見ない押さえ方かもしれません。押さえ方のコツは、こちら↓をご覧ください。

Bm7の押さえ方ときれいに鳴らすコツ

2-2.もっと楽にコードを押さえる方法

この曲の『C』『CM7』の部分を、『CM7』に統一します。また『D』『D7』の部分は『D』に統一することができます。そうすれば、覚えるコードは7つで済みます。

また『G』も、もっと楽に押さえられる方法があります。

・出来ないコードがあっても簡単に曲が弾ける4つの方法

3.ストロークの方法

右手のストロークは、1小節につきコードが一つなのか二つなのかによって、パターンが変わります。

1小節につきコード一つの場合は、

『たんたたーたたた』

1小節につきコード二つの場合は、

『たんたた、たんたた』

4.曲を弾く前に大事なこと

最初から曲を弾こうとするのではなく、右手の動作と左手の動作をそれぞれしっかり把握しましょう。

左手の動作

押さえる弦とフレットだけでなく、使用する指とミュートが必要かどうか、も覚えましょう。また、コードネームを見ただけでさっと押さえられるようにしておきましょう。

右手の動作

上の2種類のストロークを、それぞれ数分間、ダウンアップも正しく、混乱せずに弾き続けられるまで繰り返しましょう。

5.『空も飛べるはず』曲の構成とコード進行

この曲は大きく分けると、『イントロ』『Aメロ』『Bメロ』『サビ』『ギターソロ部分の間奏』の五つの進行が組み合わさっており、

[Intro]→

[A]×2→[B]→[サビ]→

[間奏(Introと同じ)]→

[A]→[B]→[サビ]→

[間奏solo]→[サビ]→

[エンディング(Introと同じ)]

という構成になっています。

下記がコード譜になります。『%』という記号は、ひとつ前の小節とおなじコードを弾く、という意味です。

こちらより全頁閲覧、ダウンロードできます→  空も飛べるはずコード譜

 

6.とても大事な、コードチェンジの考え方

多くの人が間違いやすい点で、ここの考え方を間違うとギターは弾けません。それは、

右手を左手に合わせるのではなく、左手を右手に合わせます

もう少し具体的に言うと、

左手のコードの移動に合わせてストロークするのではなく、右手のストロークに合わせて左手を移動させます。

左手の移動に合わせて弾いていると、すべての指をきっちりを押さえるまで右手が止まってしまうことになります。音楽というのは常に川の水のように流れているものです。右手が止まってしまうと、音楽の流れを止めてしまうことになります

右手のストロークに合わせて左手を移動させること、これがとても大事です。

このようにすると、最初は指をすべて押さえるのが間に合わなかったり、間違ったところを押さえてしまったりすると思います。それで大丈夫です。なぜなら、こういった左手の指の移動や、間違いなどは何度も繰り返すことで上達していくからです。

しかし、音楽の流れを止めてしまう弾き方だと、演奏者にとってもストレスになるので、継続的に練習すること(何度も繰り返すこと)がなかなか出来ません。そちらの方がよっぽど問題なのです。

左手は早めに移動してよいし、不慣れなうちは間に合わなくてもよいので、とにかく、

『右手のストロークは止めない』

ことが大事です。

7.まとめ

このように、カポを使ってセーハの必要ないコード進行にすることによって難易度はぐっと下がったと思います。

この曲が弾ければ、出来る曲の幅もぐっと広がるので、ぜひいろいろチャレンジしてみてください!

 

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